鍵を持つ偉人がまたひとり逝く

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鍵を持つ偉人がまたひとり逝く

世間では先頃ガンのために人々に惜しまれながら亡くなったスティーブ・ジョブズ訃報が流れたのだが、実は先週末、偉人が亡くなられたそうだ。
Google+にて Rob Pike氏が明かしたその訃報は、我々の今日のテクノロジーの貢献に欠かせないひとりだった。

その名を、デニス・リッチー(Dennis MacAlistair Ritchie 1941年9月9日 – 2011年10月12日)。享年70歳。

彼はブライアン・カーニハン (Brian Wilson Kernighan) とともに現代のプログラミング高級言語の祖ともいうべき『プログラミング言語C』(通称:K&R)を生み出した人物だ。また、UNIXのオリジナル開発者のひとりでもある。

 

ここで、Rob氏の原文を意訳した者を掲載する。

私は長い闘病の末、デニス(DMR)がこの週末に自宅で死亡したという話を聞いた。私にはこれ以上の情報はない。私は彼の貢献のほどを理解し、彼の死を嘆き悲しむだろう人々がいることを信じてここに明かします。
彼はいまや一般人となってしまったが、私にとって彼はいまでも友人であり、同僚であり、共同研究者であった。世界は本当に偉大な魂を失ってしまった。

氏の経歴などについてはWikipediaに彼の輝かしい功績が残っているのでそちらを参照願いたい。

UNIXはオリジナル以降大きく2つに分かれ、その後も様々な派生を繰り返してきたが、その精神性は今でも失われることはなく我々の生活に深く息づいている。

たとえば、Apple社のMacOS X。知っている方も多いがこれはBSD UNIXというOSを基礎にして構築されている。そう、今日のMacユーザーはUNIXの恩恵を受けている。
さらに、iPhoneなどのiOSで動作するアプリケーションはObject-Cという言語で作成されている。この言語もC言語から派生したものである。

さらには、組み込み系のRTOS(リアルタイムOS)という非常に精度を求められる世界においてもUNIXベース(linuxベース)のOSが活躍している。今日の工業製品にもなくてはならないものだ。

※正確にはlinuxはUNIX直系ではない。

筆者はこのような「後生に大きく好転的な影響を及ぼす方」を「イノベーションの鍵を持つ人々」と称している。彼らがいなければ、我々の世界は今日のように大きく進展しなかったといえる。
そのような革新的な進展に導く人々の存在は非常に貴重だ。また、その方々と同じ時代に生きたことは我々自身にとってもとても幸運なのだ。その革新を自分の眼で目撃できるのだから。共有することができるのだから。

 

偉大なイノベーションの鍵を持つ人物が逝ってしまわれた。ここに、謹んで哀悼の意を捧げるとともに故人のご冥福をお祈り申し上げる。

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