誰しも人には見せたくないファイルやフォルダの一つや二つはあるもの。とくにパンチラフォルダの存在などを他人に知られたとあっては人として最低ランクの烙印を押される。いや、誰とはいわないが。
そんな人に朗報なニュースかも知れない。
Security NEWSによれば、東芝が決められた機器以外に接続されると、自動で内部のデータを無効化する2.5インチハードディスクを発表した事が明らかとなった。
以下、その引用。
ハードディスクが、搭載された機器を認証し、それ以外の機器に接続された場合、データの解読に必要な暗号鍵を自動で消去することで、データを解読不能にする。用途に応じて無効化するエリアや無効化せずに暗号化した状態を保持するエリアを設定できる。
つまり、あらかじめ設定さえしておけば、ハードディスクを盗まれたとしても自動でデータを無効化し、君のパンチラフォルダは完全に守られるということになる。もしかしたら人妻フォルダかも知れないし、おしりフォルダかも知れないが。
もともとは企業向けセキュリティ製品としての効果が見込まれると思われるこの商品。個人ユーザーであっても特定の需要は見込めよう。
今後、SSDにもこの技術が応用されるということで、セキュリティに敏感な諸氏は購入を検討してみてもいいだろう。
【2011/08/13追記】
この件、実はとんでもないことになる可能性を秘めているのではないか、と考えた。というのも、この機構の一番の特徴は「登録されていない機器に接続した場合はデータが消える」ことだ。それはつまり、このようなハードディスクを地デジの録画に使用した場合に同じ機種であっても繋げる機種を誤るとデータが消えてしまうのではないか?というもの。
これは考えすぎであってほしいのだが、そのようなミス(や、要領が余ってるからといって繋げ変えたりすると)で消えてしまうようでは少々怖いな、と感じた。