人間の脳の能力模倣したチップ開発に成功

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人間の脳の能力模倣したチップ開発に成功

CNN.co.jpによれば、IBMは18日、人間の脳が持つ認知力、行動力や複雑なデータの理解力などを模倣した実験的なチップの開発に成功したと発表したそうだ。

以下、引用。

 

 

チップは「SyNAPSE」と呼ばれるプロジェクトの成果の1つで、2個の試作品を作った。IBMによると、このチップを使えばコンピューターは作動のため事前にプログラムされたデータに頼ることなく、自ら「思考」する機能を持つことになる。試作品1個には、プログラム作成が可能な26万2144のシナプ スと学習が可能な6万5536のシナプスが組み込まれている。
SyNAPSEの責任者は「思考するプロセッサーの力によって、サーバー、 ラップトップ、タブレットや電話が環境とのより良い相互作用を図る機能を持つことを想像して欲しい」と指摘。現在のコンピューターは計算器のようなものだ とし、脳の働きに似た機能を持つコンピューターを開発したいとしている。
<中略>
IBMの技術者はこのチップを使えば、世界の水供給量を温度、水圧、波の高さや海中の音響などの面で観測し、津波発生の可能性が高い時には警告出来るコンピューターの利用方法なども可能と話している。

なんともすごい技術を作り上げてきたものだ。

人間(生物)の脳は微弱な電気信号によって保たれる広大な記憶装置であり、つぎつぎに蓄積された画像・音声・五感覚等の情報を瞬時に引き出すことのできるシナプスという経路によってニューロ(ニューラルネットワーク)という関係性を見いだすために張り巡らせた神経回路網によって「記憶」とらえることができる。この記憶を介して我々は「判断」をするのだ。

その構造をコンピュータチップとして再現して見せたというのがこのニュースである。

この、長らく研究されてきた非ノイマン型(ノイマン型(別名:ストアードプログラム方式)、つまりプログラムを事前に準備してから動作する形式であり、現在のコンピュータはジョン・フォン・ノイマンという数学者が導き出したこの方式にに由来することからノイマン型と呼ばれる。非ノイマン型とは事前の準備を必要としない、つまりその場に応じて判断することのできるコンピュータのこと)に一歩近づいたわけだ。

自分で考えるという点で、映画「ターミネーター」のスカイネットのようなものを考える諸兄もおられるだろう。非ノイマン型の特徴は「思考する」ことと「その結果に基づいて判断する」ことの2点だ。映画のようにはいかないだろうが、将来的には人間が判断する代わりにコンピュータが判断して人間が入っていけない場所などの災害活動といった方面にも役立つことができるのかもしれない。

悪いことばかり考えず、まずは技術の進歩に拍手を送りたい。

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