恋する乙女はこのようなサービスを求めるのか

自分の彼女はどうにも自分の行動を詮索する・・・。よく「昨日なにしてたの?」と責められる・・・。そんな諸兄はこれから注意が必要かもしれない。

カレログは、2011/08/29 カレログサービスを開始した。このカレログとは「彼のログ(記録)」、つまりあなたの移動記録やインストールアプリなどを記録して彼女の携帯に電子メールで送るというサービス。

あなたが「昨日なんで電話くれなかったの?」という彼女からの問いに「あぁ、昨日早めに寝ちゃったんだよね」などと言おうものなら、「おいこらガキ、うそついてんじゃねーよ昨日○○○にいってただろうが!こっちゃ証拠握ってんだよ!!」などと問いつめられるかもしれないのだ。

このカレログ、このような特徴を持つサービスとのこと。

行動をかなり丸裸にするこのサービス、相手の同意を得ることをちゃんとサービス利用者にも促しているものの、(アプリアイコンを偽装するとか)新手のキーロガーになりうるものかと筆者は見ている。

キーロガーとは元の発祥はともかくとして「パソコンに仕込まれるとキーボードで入力したすべての情報を記録する」ものをいい、それはすなわちパスワードやアクセス先などの情報を入手できるということであり、プライバシーの侵害との関係性を取りざたされてしまうものだ。
過去、SONY BMGがコピーコントロールCDにキーロガー(と似た動作をするもの)を仕込んだとしてニュースになったことがある。キーロガーに代表されるこうしたマルウェアと呼ばれる害をなすソフトウェアは、油断するとすぐ身近にある危険でもある。

断っておくが、筆者はカレログに恨みもサービスの邪魔をする意図もない。ただ、利用シーンから言って彼氏の携帯のショートメールに定期的に「確認」をとることでキーロガーのような悪評を防げるのではないか、と提案したいのだ。

なにせ、携帯電話に暗証番号をかけている人は意外に少ないようだ。筆者の周りではとくに仕事関係の人でも、折りたたみ電話やスマートフォンを操作する前に暗証番号を入力しているようなそぶりはない。そのような場合、彼氏がお風呂やトイレに行っている間にアプリをインストールされてしまうというケースもありえるだろう。
そして知らない間に様々な情報を他人に渡してしまうことにもなりかねない。というか、このサービスで問題となるのは恋愛関係にあるものばかりが利用するとも限らないことだ。
ライバルなどを蹴落としたい場合、弱みを掴んでおきたい、このような場合にも十分に武器となり得る。

そうした予想できうるケースに対して最終的には利用者に責任があるのはもちろんだが、サービスプロバイダ(提供者)としてもある程度不正を除外する対策を講じてもらいたい。
恋する乙女心にダイレクトに響くサービスであるだけに、行き過ぎてしまうことだけはなんとしてもなくしたほうがいい。

 

なお、筆者はこのようなサービスで不利益をうけることはないだろう。理由は詮索しないでいただきたい。

人間の脳の能力模倣したチップ開発に成功

CNN.co.jpによれば、IBMは18日、人間の脳が持つ認知力、行動力や複雑なデータの理解力などを模倣した実験的なチップの開発に成功したと発表したそうだ。

以下、引用。

 

 

チップは「SyNAPSE」と呼ばれるプロジェクトの成果の1つで、2個の試作品を作った。IBMによると、このチップを使えばコンピューターは作動のため事前にプログラムされたデータに頼ることなく、自ら「思考」する機能を持つことになる。試作品1個には、プログラム作成が可能な26万2144のシナプ スと学習が可能な6万5536のシナプスが組み込まれている。
SyNAPSEの責任者は「思考するプロセッサーの力によって、サーバー、 ラップトップ、タブレットや電話が環境とのより良い相互作用を図る機能を持つことを想像して欲しい」と指摘。現在のコンピューターは計算器のようなものだ とし、脳の働きに似た機能を持つコンピューターを開発したいとしている。
<中略>
IBMの技術者はこのチップを使えば、世界の水供給量を温度、水圧、波の高さや海中の音響などの面で観測し、津波発生の可能性が高い時には警告出来るコンピューターの利用方法なども可能と話している。

なんともすごい技術を作り上げてきたものだ。

人間(生物)の脳は微弱な電気信号によって保たれる広大な記憶装置であり、つぎつぎに蓄積された画像・音声・五感覚等の情報を瞬時に引き出すことのできるシナプスという経路によってニューロ(ニューラルネットワーク)という関係性を見いだすために張り巡らせた神経回路網によって「記憶」とらえることができる。この記憶を介して我々は「判断」をするのだ。

その構造をコンピュータチップとして再現して見せたというのがこのニュースである。

この、長らく研究されてきた非ノイマン型(ノイマン型(別名:ストアードプログラム方式)、つまりプログラムを事前に準備してから動作する形式であり、現在のコンピュータはジョン・フォン・ノイマンという数学者が導き出したこの方式にに由来することからノイマン型と呼ばれる。非ノイマン型とは事前の準備を必要としない、つまりその場に応じて判断することのできるコンピュータのこと)に一歩近づいたわけだ。

自分で考えるという点で、映画「ターミネーター」のスカイネットのようなものを考える諸兄もおられるだろう。非ノイマン型の特徴は「思考する」ことと「その結果に基づいて判断する」ことの2点だ。映画のようにはいかないだろうが、将来的には人間が判断する代わりにコンピュータが判断して人間が入っていけない場所などの災害活動といった方面にも役立つことができるのかもしれない。

悪いことばかり考えず、まずは技術の進歩に拍手を送りたい。

時代は新時代のネコ耳へ

カチューシャタイプはもう古い。これからは自分の意志で動かそう。

ということで、Youtubeに「脳波で動くネコ耳」を紹介するビデオがアップロードされていたのでご紹介。紹介記事を書いたAFP BB NEWSによれば、

Neurowearと いうプロジェクトで開発されたこの装置の名前は「Necomimi」(ネコミミ)。ネコミミとはもちろんネコの耳のことだが、「Neco」の部分は 「ニューロ・コミュニケーション(neuro communication)」のそれぞれの単語の最初の部分をつなげたものでもある。

とのこと。

 脳の研究については世界中で行われている。その大部分は未だ解明されていない神秘の脳の構造や解析といったものが主流であるが、一方で分かってきた脳波をなにかしらのオペレーションに使用するという研究も盛んだ。たとえば、長岡技術科学大学 工学部の中川匡弘教授らは、人の脳波で電動車椅子を制御する技術を公開した(日刊工業新聞社 2011.03.09の記事)。
今回のネコ耳も一見すると遊んでいるようにも、ふざけているようにも、無駄に高い技術レベル・・・と感じる方もおられるだろう。しかし、このようなニューロコミュニケーションが発達、研究が進むことによって寝たきりや麻痺など対外的にうまく感情を表現できない方を補助する方法として実は非常にまじめな研究なのである。
また、言葉は話せない間柄(たとえばペットや植物)とのコミュケーションをも可能にするかもしれない。

ソーシャルメディアがネットでは主流となっているが、このようなコミュケーションもまた、ますますメディアとして進んでいくことを筆者は願いたい。

テルモ、埋め込み型人工心臓(国産初の保険適用)を4月発売

時事ドットコムによれば、テルモは17日、自社開発の体内埋め込み型補助人工心臓「デュラハート」を、公的医療保険の適用が始まる4月1日に発売すると発表したそうです。
以下、テルモの発表を抜粋します。

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)は、「DuraHeart左心補助人工心臓システム」(以下、デュラハート)の販売を4月1日より開始いたしますので、お知らせいたします。保険償還価格は、1810万円です。

左心補助人工心臓は、心筋梗塞や心筋症などにより心臓のポンプ機能が弱くなった重症心不全の患者さんが、心臓移植を待つ間、心臓の左心室の働きを補助します。

なお、
リリースに掲載されている売上予想ならびに将来予測は、発表日時点で入手可能な情報に基づき、当社で判断したものであり、潜在的なリスクや不確実性が含ま れています。そのため、さまざまな要因の変化により、実際の業績等が記載されているものと異なる可能性があります。また、希望小売価格などの情報は発表日 時点のものであり、将来的に変更される可能性があります
だそう。

このような医療技術の発達は、我々にとっても有意義かつ大事なものだ。テルモにはまず賛辞を送りたい。

電気自動車タクシー、大阪で運行開始

YOMIURI ONLINE(読売新聞)によれば、OSAKA EVOT(大阪府電気自動車タクシー普及啓発事業)が大阪府内のタクシー32社が15日、電気自動車(EV)タクシー計50台の運行を一斉にスタートしたとのこと。

以下、一部を引用。

この日正午には、スカイビル前で橋下徹知事らが出席して出発式が行われた。大阪ではEVの部品生産が盛んだといい、橋下知事は「府はEVを新産業の中核に 据えている。府民に知ってもらい、マイカーとして購入してほしい」と呼びかけた。

無料キャンペーンの詳細は、専用ホームページ(http://osaka.evot.jp/)。

【2011/08/13追記】
呼び出しタクシーは2011年3月9日(水)19時をもって終了し、電気自動車タクシーは32の事業者(50台)が通常営業をおこなうようだ。

ガソリンが近い将来枯渇することを想定して各社代替エンジンの開発に取り組んでいるところで、一番実用化に近かったのが電気自動車だ。構造の単純さ、バッテリー開発経験の蓄積などから移動距離などの諸問題はあるものの確立されやすかったというのがその理由だろう。

本格的に事業展開するという意味では、すでに四国愛媛は松山市の「富士タクシー」、東京は丸の内で開始されている(資料PDF:ゼロタクシー(ZeRO EMISSION TAXI))ので目新しさはない。
だが、大阪府内で事業を展開するとあって、電気自動車における事業にますます注目が集まることには違いない。