readwrite.jp曰く、グーグルが Android / iOS 間のマルチプレイヤー・サポートを提供できるよう、ゲーム・オプションを更新したそうだ。以下、一部を紹介。
今週サンフランシスコで行われたゲーム・デベロッパー・カンファレンスにおいてグーグルは、Android ゲーム開発者がユーザーを獲得して利益を増やすことを支援する、一連の新たなツールと機能を発表した。
Google Play アプリストアは18の新しいゲーム・カテゴリーを 導入し、ユーザーと開発者がより細分化したカテゴリーからゲームを選択できるようにする。新しいカテゴリーでは、Google Play の「アーケード&アクション」、「パズル 」、「カード&カジノ」オプションがより詳細になり、「ロールプレイング 」、「ストラテジー 」、「シミュレーション 」、「ファミリー 」、「言葉 」、「雑学」、「スポーツ 」、「レース」などの細かいトピックが含まれるようになる。
グーグルのゲーム専用アプリ Play Games は、既存のプレーヤーが友達に新しいゲームを紹介しやすくなるようにマルチプレイヤーの招待をサポートする。グーグルはさらに、プレーヤーが互いにゲーム 内の通貨を仮想通貨のように送ることが可能なゲーム・ギフトを導入する予定だ。
噛み砕いていうとAndroidユーザーとiOSユーザーを包括した市場をGoogleが目指し始めたということになる。そのためにはもちろんサードパーティがマルチデバイスへの対応を行う必要があり、そのための道具を用意したというわけだ。
iOS側でも大きな動きが起きつつあるようだ。ついさきごろ、AppleはiOSの最新バージョンである7.1をリリースした。概ね好評なこのアップグレードの次に噂されているバージョン8相当のタイミングで、Appleはあまり活用されていないとされるGame Centerアプリを削除、各ゲームにその機能を組み込もうとしているようだ(9toMacより)。
さらに本日。MozillaとUnity(団体名)はwebGLやasm.jsを利用し、ブラウザのみで高度なゲーミング体験を実現できるUnity(技術名)を発表した(GIGAZINEより)。UnityはすでにWindows, Mac OS X, ウェブブラウザ, Flash, iPhone, iPad, Android, Wii, Wii U, PS3, Xbox 360など多岐にわたるプラットフォーム上で動いている。
このGoogleの目論見には一番の対抗馬となるだろう。おそらく、Googleはまず手始めにiOSゲーム市場を牛耳るつもりだ。当のAppleはすでにその競争からは手を引こうとしている。
Googleはゆくゆくは巨人Unityと競争していくことになるだろう。Unityはその間にどんどんと進化する。MozillaはすでにMozilla OSをスマホに搭載して市場に打って出た。Unityはここでも大きな役割を果たしていくはずだ。
Googleが推し進めるゲームを軸としたこの動き。実現されればもはやどんなスマートフォンを使用しているかは問題ではない。我々消費者にとって一番重要なのはOSがなんであれ友人とオンラインを楽しめること、なのだ。